安全な利回り?

先週、WHO(世界保健機関)はコロナウィルスのリスクを最高水準に引き上げ、公式にCOVID-19をパンデミックとした。ウィルス感染は急速に世界で拡がった。それを防ぐ為に行われた外出規制、都市閉鎖といったことがどれだけ経済に影響するだろうか。弱い成長とインフレが続くことが予想されるが、最終的に世界はデフレに向かうだろうか(いわゆる日本化)、或いは景気後退に陥るだろうか。
ここ2週間で世界各国の中央銀行が実際に次々とゼロ金利にし、大規模な資産買入プログラムを再開して市場に大量に流動性を供給し始めた。各国中央銀行は一斉に金利をゼロやマイナスにし、当面安い資金があることははっきりした。
この状況ではどういった資産配分が良いのだろうか。
低リスク資産の利回りが低いことで多くの投資家はリスクの高い資産を物色せざるを得なかった。安全資産の利回りは過去10年間で既に消え、 比較的安全な投資で固定利回りが欲しければ現金を枕の下に入れて願を掛けるしかない状況にある。
リスク資産の配分に関して言うと、2020年がリセッションとなるのはほぼ確実だが、特に各社エコノミストの予想通り最近下落して弱気市場になった株とコモディティーに手を出したなら間違っていると言えるだろう。
良い固定利回りの安全な投資があれば、そのポジションは維持すべきである。そうでなければ間もなくひどい目に合うだろう。
– RT
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