もうすぐ景気回復すると思いますか?期待しすぎないように。

 In Japanese
4.9
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まだ経済が前に進むことは期待できない。先週、欧州と米国の市場は回復したが、COVID-19の新たな感染者数と死亡者数が今後何週間に渡り急速に増加する可能性があることを考慮していない動きである。

ここ1週間で、世界では実際にCOVID-19の感染拡大を抑える対策が拡大された。中国といった殆どの国が国境を封鎖して外国人の入国を止め、シンガポールではソーシャルディ・スタンシング(他人との距離を取る動き)が強化されている。今のところ、状況は持ちこたえている日本でもオリンピックを1年延期することが決まった。

一旦抜本的な対策が導入されれば、COVID-19を抑えるのは時間の問題である。中国では、完全封鎖が行われてから新たな感染者数が減り始めるまで約2週間かかった。しかし、欧米諸国は一部封鎖しか導入しておらず、恐らく新たに確認される感染者数は当面収まらないだろう。

そして先週の木曜日、米国で週次の失業保険申請件数が過去最高になったことで、ウィルス感染による経済破壊が既にかなり大規模であることが確認された。アメリカでは1週間で史上最高の330万人が失業給付を申請した。

2兆ドルの景気刺激策法案が上院で可決され、経済への打撃を抑えるのに役立つことが期待されるが、COVID-19の経済的影響は広範囲に渡って拡大しており、既に弱い金融システムが限界に近付けば、この刺激策は十分でなく、今後数カ月で追加の財政支出が必要となるだろう。

その後景気が回復したとしても、既にかなり弱い個人の所得と消費者信頼感が回復するのに時間がかかるのは明らかである。消費者信頼感は元来脆弱であり、経済ショックが大きい場合、その打撃が長期間残ることが多い。今回はまだそれが始まったところである。一旦危機が終われば、多くの人が国境間の移動を始め、休暇を取り、裁量消費が始まると願うのは楽観的すぎるかもしれない。

この状況において、投資家は慌ててリスクを取ることなく、慎重になるべきだと私は考えている。当然、当社では何が起こるかを観察しており、今後状況がはっきりしてくれば、投資家の皆様の利益の為に最善の決定をするつもりである。

追記:私の発信は皆様のお役にたっているでしょうか。ご意見や質問等ございましたら、何なりとお申しつけ下さい。以下の「メッセージ」ボタンをクリックすることでコメントを残して頂けます。いつも貴重なご意見を頂き感謝しております。次回のブロードキャストもぜひご覧下さい。

– RT

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